借入(借金)は悪いことなの?専門家の見解は?

借入(借金)は悪いことなの?

借入というとネガティブなイメージがあります。

 

キリスト教ではマモン、不正な富の人格化を非常に貶めた姿で描きます。ですが、慈悲の象徴としても描かれます。

 

借入をした僕がお金を返せないから帳消しにする、お金で失敗した出来の悪い息子を受け入れる等の例えがあります。

 

愛や才覚を貸す側と借入をする側と表現するのです。また、イスラム教では借入をしたイスラム教徒には利子をつけてはいけないということが決まっています。

 

これは困っている同胞を、助けない方がおかしいという考えに基づきます。

 

ユダヤ教徒と借入というと悪辣な高利貸し、シャイロック、ヴェニスの商人の登場人物が出てきます。

 

カソリックでは金貸しを賤しいものとして、収入のうち生活に必要ないものを、ささげることが義務付けられています。

 

しかし、マモン、汚れたお金になってしまう借入とそうでないものがあります。賭博や飲酒で依存症になってしまうようですと家族も本人も傷つく破滅の道具になってしまうお金です。

 

でも、学問や事業に使って、新しい価値を生み出していけば、そのお金は無駄になりません。

 

借金自体は悪ではなく、いかにそのお金を使って、自分や他者に有益なものを生み出すかです。

 

フランクルという精神科医は創造的価値論という何かを生み出すことで人間は己を肯定すると提唱しました。

 

アウシュヴィッツの数少ない生存者でここから出たらなにをするかと考えることを実践したと言われています。

 

お金がないから何かできないということではなく借入が出来たら何に使うか目的意識を持つことが大切です。